会長挨拶

第 31 回臨床内分泌代謝 Update
会長 大薗恵一
大阪大学大学院医学系研究科小児科学教授

「いのち輝く未来社会に向けて」内分泌代謝学にできること

このたび、日本内分泌学会の第31回臨床内分泌代謝Updateを2021 年 11月26日 (金)、27日(土)の両日に、ATC HALL(大阪)にて開催させていただくことになりました。新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年の第93回日本内分泌学会学術集会および第30回臨床内分泌代謝UpdateはWeb開催となりました。2021年の学会がどのような形で開催できるのか不透明でありますが、どのような運営形態となりましても、会員の皆様に有益な学会となるよう、準備を進めていく所存です。

新型コロナウイルス感染症の影響といえば、2020年に開催予定であったオリンピックは延期されましたが、その次に日本で行われる大きな国際イベントは、2025年に大阪で開催予定の日本万国博覧会です。ちょっとユニークなロゴマークも発表され、これから開催に向けて徐々に盛り上がっていくものと期待しています。この大阪関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。この万博のテーマを受けて、今回大阪で開催させていただく臨床内分泌代謝Updateのテーマを「いのち輝く未来社会に向けて」内分泌代謝学にできること といたしました。私は小児科医と言う立場から、子どもたちのためにもいのち輝く未来社会が実現するように、努力したいと考えており、このようなテーマとさせていただきました。学会会場も万博会場の予定地に近い、大阪のベイエリア(南港)にあるATC HALLといたしました。また、未来社会の象徴として、ポスターのキービジュアルに「鉄腕アトム」を採用しました。皆様、どうぞご期待ください。

可能な限り、従来の学会運営方式を踏襲し、2日間で内分泌代謝学に関して知識のUpdateができるような、良いプログラムを作りたいと考えています。そのために、各領域のエキスパートにプログラム委員にご就任いただきました。さらに、今回のテーマを実現するため、未来に繋がる企画も準備したいと思います。また、臨床内分泌代謝Updateの醍醐味は、一般演題をポスター形式で発表し、熱い討議を行うことにありますが、3密を避けながら十分なディスカッションを行えるよう、工夫したいと考えています。会員の皆様からのご提案も歓迎いたします。また、多数の一般演題の発表もお待ちしております。

それでは、大阪のベイエリアで皆様とface-to-faceでお会いできることを楽しみにしております。多数の皆様のご参加をよろしくお願いいたします。